『天気の子』感想
先日（と言っても結構前ですけれど。。。）新海誠監督の
『天気の子』を観に行きました。
前回の記事でも書いたんですけれど、私、新海誠監督の作品が結構好きで
前作の『君の名は。』も映画館で鑑賞しております。
まぁ、そんなこんなで今回は『天気の子』をレビューしていきたいと思います。
ネタバレはありません。
【感想】
良くも悪くも新海誠監督って感じですかね。
『君の名は。』より随分と分かりやすいストーリーでした。
ただ、なんて言うんでしょうか。。。
全体的に良いんですよ。
映像もきれいだし、印象的なシーンもありましたし、音楽も良くて、、、
それらが上手いことマッチして鳥肌が立ったシーンもありましたし。。。
瞬間、瞬間を切り取ったらすごく良いんですよ。
声優を務められていた方も（特に森七菜さん）もすごく良かったし、小栗旬さんも長澤まさみさんも、思ってたほど違和感も無かったです。
でも、私的には『君の名は。』が「現実」と「ファンタジー」のバランスが一番良かったんですよね。
今回はちょっとファンタジーに寄せすぎというか。。。
『星を追う子ども』みたいに完全に振り切ってくれていたらまだ良かったんですけれど、
『言の葉の庭』『秒速５センチメートル』が大好きな私としましては、やっぱり劇中におけるファンタジー（設定的にも描写的にも）が少し気になりました。
まぁ、でも、それが悪いかというとそうでも無くて、きれいな画だったり、説明しきれないところも上手いこと脳内で補完できてしまうので、良いところもあったと思います。
【好きなところ】
まず、新海誠監督の作品全般に言えることですけれど映像がものすごく綺麗で、中盤に出てくる花火のシーンとかRADWIMPSさんの音楽と上手いことマッチして鳥肌ものでした。
ここら辺、すごく分かってると言うか。
「ほら、感動するでしょ？」みたいな押しつけがましさも無くすごく上手に魅せてくれるなと思いました。
観客が望んでいるもの、観たいものを魅せつつやりっぱなしでは無くちゃんとメッセージも込める。
ここら辺のバランスはすごく良かったです。
あと、これは賛否両論あるみたいですけどファンタジーに若干傾いているこの作品に、非常に現実味のあるアイテムが登場します。
日本が舞台のこの作品でアレが出てくるとどうしてもごり押し気味になってしまいますが、私的にはファンタジーと調和されて、良いアクセントになっていたと思いますよ。
【嫌いなところ】
最初にも書きましたが、やっぱりちょっとファンタジー過ぎるというか、何というか。。。( ﾉД`)
もうちょっと、どうにかならなかったのか。。。と、思う場面もありました。
それから、ラストですね。
これは、私の好みなのですが、もうちょっと考察の余地がある終わり方をしてほしかったです。
【まとめ】
不満点が無いと言えば嘘になりますが、さすが新海誠監督だなと思いました。
なんだかんだ言っても、楽しめましたし、思わず泣きそうになった場面もありました。
これで、さらに次回作への期待が高まった新海誠監督ですが、変にジブリっぽく無く、ご自分が描きたいことをやり続けてほしいと思います。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではごきげんよう(*´ω｀)┛
