『人狼ゲーム』感想
『人狼ゲーム』感想
皆様、秋冷の心地よい季節、いかがお過ごしでしょうか。
今回鑑賞した映画は『人狼ゲーム』。
２０１３年の映画です。
人狼ゲーム。。。一時期プチブームが起きましたね。(^-^)/
テレビ番組の題材なんかになったりして、、、
まぁ、それはさておき、早速だらだらと感想を書いていこうと思います。
偉そうに言ってますが、映画に関しては完全に素人ですので
生暖かい目で読んでやってください。。。(｡-_-｡)
ネタバレはありません。
感想の前に「人狼ゲーム」のルールですが、、、
・１０人の内２人が「人狼」
・毎晩、決まった時間に部屋に集まり、人狼を予想してその人を処刑する。
・殺し方は自由。（一応、青酸カリも用意されています）
・殺せなかった場合、全員死ぬ。
・人狼２人は話し合い、夜中に村人一人を殺す。
・殺せなかった場合は全員死ぬ。
などなど、、、
このほかにもまだ細かいルールはあるのですが、長くなるので割愛。
ルール違反を犯した者は首から血を噴き出して死にます。
【感想】
出演者は実写版『進撃の巨人』で芋女を演じていた桜庭ななみさん。
今や演技派俳優としての地位を確立している大賀さん。
暗殺教室、脳漿炸裂ガールの竹富聖花（現：春花）さん。ｅｔｃ．
今観れば（当時も？）なかなか豪華な面々ですな。+ﾟ｡*(*´∀｀*)*｡ﾟ+
そんな１０人の男女がどこからか拉致されてきてゲームをさせられるという内容なのですが。。。
「誰の手によって」「どこでどんな風に」拉致されたのかバッサリと気持ちが良いほど切り捨てて、劇中でヒントも何もありませんし解決もしません。
目覚めたら、いきなり見ず知らずの男女とゲームを始めることになります。
まず、私がびっくりしたのが驚くほど低予算感があること。
ルール違反者の処刑方法も首から血が噴き出すだけ。
舞台もどこかの公民館的な所。
出演者１０人。
音楽、ＢＧＭ、無し。
もう、香ばしいほどのＢ級感が漂います。
しかしですね、この感じがまた無機質で不気味な感じを醸し出してるんですよね。
登場人物のお亡くなりになっても、音楽やＢＧＭ、ジャンプスケアなど全くないので、本当に淡々とカメラが死を描写します。
音楽やセットで誤魔化すことができない分、役者さんの演技に目が行くのですが、皆さん迫真の演技をされていて
殺されるシーンなんかは本当に悲壮感があります。
余計な演出をすべてそぎ取った結果、まるで舞台を鑑賞しているかのようにのめり込んで鑑賞することができました。
途中、若干の中だるみもありましたが、最後まで集中力を切らすこと無く完走することができましたし。。。
結構褒めちぎりましたが、不満点もきちんとあります。
もうちょっとキャラクターを掘り下げてほしかったな、、、とか( ﾉД`)
人狼役の二人のやりとりを物語の中に絡ませてきても良かったんじゃ無いか、、、とか(´д⊂)
特にキャラクター面の描写ですね。
主人公以外のキャラクター（特に序盤に退場していく方々）に関しては本当にあっさりとお亡くなりになるので、死に対する悲壮感はありますが、いまいちしっくりきませんでした。
なんか、ゲームの説明のために殺しましたよ感がプンプンでちょっと冷めちゃいましたかね。。。
【好きなところ】
音楽、セットなどで誤魔化していないところ
これにつきます。
狙ってやったのか、低予算の結果こうなったのかは分かりませんが、どちらにせよ大成功だと私は思います。
役者さんの演技も好きでした。音楽もBGMもなしにあそこまでの演技を見せてくれるのは、流石役者だなぁ、、、と思いましたよ。。。
【嫌いなところ】
あまりにも犯人に対するヒントがなさ過ぎるというか、、、
本当に、何にも情報が提示されないまま終わるんですよ。
匂わす程度で良かったので、少しは考察の余地がほしかったかなと、、、
【まとめ】
B級臭がする映画でしたが、全く期待していなかったからか割と楽しんでみることができました。
ただ、ちゃんと謎を解決させて終わってほしい人。
派手な画やアクションを期待している人
は、退屈だと思いますのでお薦めはしません。
ですが、シチュエーションスリラーとしては全体的に出来の良い映画ですので
気になった人は観てみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではごきげんよう。
↑DVDです。
↑原作（？）小説です。
