『シタデル』感想
どうも、むむろんです。
子供が怖い映画って不気味ですよね。。。
なんだか、無邪気な感じと不気味な感じの共存ってわりと好きなんですが、、、
これを友達に話すと、まぁ当然のごとく変人扱いされてしまいましたよ。。。笑
と、言うことで今回鑑賞した映画は
『シタデル』
です。。。
以前にレビューした
『イーライ』
の監督の作品ですね。。。
↑私の感想です。。。
それでは感想を書いていきましょう。。。
『感想』
「妻を殺されて精神的に病んでしまった男が変人の神父や盲目の男の子と共に謎の集団に立ち向かう」
と言うあらすじですね。。。
で、全体的な感想として、結構楽しめました。。。
謎の存在や、退廃した町の感じなど好きな要素も多かったですし
何より主人公を演じた俳優さんが良い感じです。。。
完全に病んでしまっている感じがバンバン出ていました。。。
だからこそ、ラスト付近の成長した感じにカタルシスを覚えましたよ。。。
それで、この映画は全体的に雰囲気重視な感じで謎な部分が割と出てくるんですけれど最後まで鑑賞してもよく分からないことが多くてですね。。。
「結局、アレはなんだったん??」とか
「なんで、あんなことになってたん??」とか
まぁ、そう言う部分が大いにあるんですけれど、
雰囲気重視なので、、、というか多くの私が鑑賞した感じから
多くのメタファーを含んでいる感じがしたので、おそらく
考えるより、感じるタイプの映画ですね。。。笑
こういう感じは嫌いではないというか、物によるんですけれど
この映画は伝えたいテーマが割としっかりとあるし、物語の流れも分かりやすいので
雰囲気重視映画にしては、ライトな感じだったのではなでしょうか??
この手の映画はお話の進みがゆっくりになりがちで退屈してしまう事も多いんですけれど
今作はテンポ良く進んでくれるので、中だるみ感も感じませんでした。。。
キャラクターも個性的で完全に病んじゃってる主人公とか
頭のおかしい感じの神父さんとか
神父さんが連れている謎の男の子とか、、、
皆さん演技が上手くて良かったです。。。
ですが、基本的にしっとりした雰囲気で派手な展開はそんなにないので、そういうのを期待して観ちゃうとあまり楽しめないかも知れません。。。
ですが、先に書いた通りストーリーやメッセージ性がキチンとしているので、私は飽きずに観ることができました。。。
上映時間がそんなに長くないのもポイント高いですね。非常にコンパクトに纏まっております。。。
ただ、「これは、あんまりかなー」と思ったのは
劇中で「悪魔」とか何とか、、、結構宗教的な単語が出てくるんですけれど、襲ってくる存在は容赦なく物理的に攻撃してくるので、なんだかどっちつかずだったというか、、、
敵にはもっと精神的に攻めて欲しかったですね、、、笑
まぁ、全体的に低予算で、登場人物も少ないんですけれど、監督が伝えたい事やメッセージがしっかりと伝わってくるコンパクトに纏まった良作なんではないでしょうか??
気になった方は鑑賞してみてはいかがでしょうか??
で、ですね。。。笑
この映画の監督は上でも書いた様に『イーライ』を監督した方なんですけれど、この方は非常に雰囲気作りが上手ですね。。。
不穏な雰囲気や常に何かが起きそうな感じ、、、この常にピンと張り詰めた感じが映画の中に漂っていて最後まで集中して鑑賞することができます。
それから、ちゃんとメッセージ性があってただの雰囲気映画に留まっていないところもポイントが高いですね。
『イーライ』もそうですけれど、今作も前作も「子供」の存在がフォーカスされています。。。
子供を通じて何かを伝えたりするのが上手ですね、、、
非常に良いと思います。。。笑
今後、要チェックの監督さんですね。。。
それからキャストの方々ですけれど
主人公の男をアナイリン・バーナードと言う方が演じています。。。
今作で始めて知った方なんですけれど、ものすごい演技が上手いですね。。。
この方も今後は要チェックです。。。
ダンケルクなんかに出ているみたいですね。。。
↑今作のDVDです。。。
↑同監督の作品です。。。
こちらも気になりますね。。。