「風の歌を聴け」村上春樹

どうもどうも、むむろんです。
まぁ、小説を毎日ちまちま読んでいるわけですけれど、これがなかなか時間が無くてですな。。。
ほら、季節の変わり目でしょ？
朝寒いでしょ？
風邪気味なんですよ←言い訳
でも！それでも小説読みたい！映画が観たい！！
と、言うことで読んだ小説が
村上春樹さんの
「風の歌を聴け」




村上春樹さんの処女小説ですな。。。
実は私、村上春樹さんの小説は結構好きでして（作品によりますが。。。）
その中でも特に好きな小説なんです（実はこれで読むの５回目くらい）
あらすじ。。。と言うか何というか、この小説、物語の中で大きな事件や出来事は起こらないのです。
一昔前のだらっとした雰囲気や独特の空気感と言いますか。。。
映画で言うと「ブレックファストクラブ」とか「アメリカングラフィティ」とかに極めて近いと思うのですよ。。。
その雰囲気が村上春樹さんの独特な文調や言い回しと相まって
なんとも言えない心地良い感じを醸し出しておるのですわ

ちょっとキザな主人公がだらっと過ごす一夏を見事に描ききっていると思います(*･｀ω´･)ゞ


ただ、「物語の中でちゃんとメリハリがほしい！」て人や


物語に意味を求める方には少し向いていない感じの小説だと思います。

あと、村上春樹さん特有の「ちょっとキザでおしゃれな主人公像」はこのときには既に完成されつつあるので、苦手な人はスルーした方が無難です。


むむろん的お薦め度は★★★★☆












風の歌を聴け （講談社文庫） [ 村上 春樹 ]