『オキュラス 怨霊鏡』感想
どうも、むむろんです。
最近、、、と言うか一昔前からですかね。。。
低予算でクオリティの高い映画を撮った監督さんの高予算作品(ギャレス・エドワーズの『モンスターズ』とか、、、)
や
ショートフィルムを長編映画としてリメイク(『ライト・オフ』とか、、、)
なんて言うホラー映画やSF映画が増えていますよね。。。
以前から有ったとは思うんですけれど、最近の宣伝の傾向としてそういうのが流行なんですかね。。。
確か、あの名作シチュエーションスリラーの『ソウ』も、元は短編だったような気がします。。。
低予算で成功した監督に金を渡して良い物ができるとは限らないですし
ショートフィルムが面白かったからと言って、それを長編にしても面白いとは限らない気がするんですけれど、、、笑
さてさて、今回鑑賞した映画も元は短編の
『オキュラス 怨霊鏡』
です。。。
それでは感想を書いていきましょう。。。
【感想】
ざっくり言うと「呪われた鏡と、それを取り巻く家族のお話」
と言う非常に単純なお話なんですが、ホラー映画で変に難しい内容にしちゃうと、どうも上手くいかない例が多いような気がするので、このくらい単純な方が私は楽しめましたね。。。
そこは、非常に好感が持てました。
そして、この映画は
「過去と現在がリンクして描かれる」
と言う特徴が有るのですが、これがまた単純なお話に上手いことアクセントを効かせていて、ものすごく好きでした。
これは上手いと思いましたね。。。
こういうタイプのホラー映画は無駄に凝って魅せようとして結局、訳が分からなくなると言う感じになってしまうものが多いのですが
同時に二つの時系列を描いて、なおかつリンクさせる。と言う感じで、凝ってはいるんですけれど、とっ散らかった印象も無く、非常に綺麗にまとまっておりました。。。
また、出演者の方々の演技も良かったと思います。
特に、子役の二人の演技は良かったですね。
少しずつおかしくなっていく両親におびえる姉弟という、まぁありがちな設定なんですけれど、この二人の迫真の演技(特に、お姉ちゃんの方、、、)は、胸に迫る物がありました。。。
徐々におかしくなっていく両親も上手く描かれていて、良いと思いました。。。(自分の指の爪を剥いじゃうところとか、、、)
ですけれど、がっつり怖い映画か??
と訊かれると、そんな感じでも無く、終始不穏な空気感と雰囲気で魅せる感じの映画です。
よくあるジャンプスケアに頼り切った感じでは無くて、そこも私てきには良かったと思いますが、そういうのが好きな方には物足り無いと思います。
あくまで、鏡でおかしくなっていく家族と、生き残った姉弟が呪われた鏡の謎に迫っていく
と言う内容なので過度なホラー描写は禁物です。。。
全体的な感想としては、派手な展開はないものの綺麗にまとまったホラー映画です。。。
ホラー映画やミステリーな展開が好きな人、雰囲気で魅せる映画が好きな人は是非鑑賞してみてはいかがでしょうか。。。
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