『テイキング・オブ・デボラ・ローガン』感想
どうも、むむろんです。
B級作品はホラー映画が多いような気がするんですけれど、特にPOVは多いですよね。。。
おそらく、最終的に謎を明かさなくても、「テープだけが発見された」とすれば大したお話を考えなくて良いですし、撮影の仕方の性質上低予算でも制作できるからだと思うんですよね。。。
だからこそ、リアリティを出すのが難しいところでもありまして、なんせ観客に「実際にありそう、、、」と、思わせるためにはちょっとでも不自然なところがあると駄目ですからね。。。
そこら辺が、B級作品が増える理由なんですかね。。。
ノータリンなアイディアと、非常に少ない予算で大した力量も無く撮れちゃいますしね。。。
と、まぁ、そんなこんなで鑑賞した映画は
『テイキング・オブ・デボラ・ローガン』
です。。。
それでは感想を書いていこうと思います。。。
【感想】
「大学生達がアルツハイマー病の患者の取材を行うが、実は、、、」
と、言った内容のPOVですね。。。
この手の映画は先述したとおり、謎を最後まで明かさずに
「結局なんやねん」
と、なる物が非常に多いんですが、この作品では
「なぜ、デボラがそうなってしまったのか」がちゃんと明かされるので、そこは好感が持てましたね。
それが分かった上で鑑賞し直してみると、少しですが伏線があったりとPOVとしては珍しいなと思いました。。。
正直、「怖かったか??」と訊かれると「そーでもねーな」なんですけれど
不気味な感じはすごく好きでしたし、デボラの変貌ぶりや常に何かをやらかしそうな感じは良かったと思います。。。
中盤からは謎がどんどん提示されて、しかもそれを放りっぱなしでは無く、ちゃんと登場人物達が解決しようと主体的に行動してくれるので、観ていて退屈しませんでした。。。
あと、POVは役者さんが体を張る系の展開が多いんですけれど、この映画もご多分に漏れずと言うか、、、
特に、デボラ役の方、ものすごいですね、、、笑
ジル・ラーソンと言う女優さんです。
割とご年配の女優さんなんですけれど、この人の演技半端ないです。。。
いや、もう本当に観た方なら分かると思うんですけれど、映画のためにあそこまで体張れるのはすごいですね、、、。
映画冒頭と後半の変貌ぶりがなかなかグッドな感じです。。。
全体的に、ものすごく質の良いPOVですけれど
難点を上げるとすれば、デhttps://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/814YcpO%2B8aL._AC_SY445_.jpgボラの奇行は現実的な範囲にとどめておいて欲しかったですね。。。
怖さを求めている方には少し物足りないかも知れないですけれど、割とお薦めな映画です。。。
↑本作のDVDです。。。
↑元祖POVとも言える作品ですね。。。
↑個人的お薦めなPOVです。。。