むむろんの映画とか小説とか

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『ニキータ』感想

 

どうも、むむろんでございます。

 

 

10月の前半は気温が平気で30度近くまで上がっていたのに、最近めっきり寒くなりましたね。

そのうち、春と秋が無くなるんではないかと危惧しております。。。

 

ところで、皆さん

女性の殺し屋が主人公の映画といわれれば何を思い浮かべますか。。。

 

さてさて、今回鑑賞した映画は

ニキータ

 

f:id:mumuron:20191018195014p:plain

 

です。

女性の殺し屋が主人公、で思い浮かべる人もきっと多いんではないですかね。。。

最近、流行が来ているのか何本か女性の殺し屋が主人公の映画が制作されていますね。。。

 

それでは感想を書いていこうと思います。

 

【感想】

 

この映画はフランス映画です。。。

なので、ハリウッド映画の様な超大作の様な派手さは無いですけれど

ざらざらとした画質や、空気感で独特な雰囲気が出ております。

たまにはこういうオサレな感じの映画も良いですね。。。

雰囲気で持っている感じは否めませんが、、、

 

ざっくり申し上げますと

不良の少女が一人の殺し屋として成長する物語です。

 

まず、ニキータ役の方アンヌ・パリローの演技が良いですね。。。

冒頭のやさぐれた(どころの騒ぎではありませんが、、、)感じや

殺し屋になるために訓練をつむ姿

そして、一人前の殺し屋となり愛する人と出会い、、、

 

演じている人は当然おんなじ方なんですけれど、別人かと見紛う程です。。。

 

私が特に好きなのが、ニキータが笑顔の練習をする場面ですね、、、

 

フランス映画独特の雰囲気やアンヌ・パリローの泣き笑いのような絶妙な表彰、、、

もう、なんとも言えない、観ていてこっちも胸が苦しくなるような切なさがこみ上げてきます。。。

 

劇中の『ラストのテスト』などは、もうメチャクチャ緊張感がありまして、

思わず「逃げてーーー」と叫びたくなりましたよ、、、

オサレな場所でのドタバタ劇というのもポイント高いですね。。。

 

そして、物語中盤からの落ち着いた、だけれど確実に何かが迫ってきている感じは好きです。

 

これ、フランス映画の特徴だと思うんですけれど、音楽や撮影のしかた、役者の演技などで、視覚に頼らない伝え方が非常に上手いですよね。。。

 

派手で、ドンパチする映画も勿論好きですけれど、こういう落ち着いた映画もたまには良いですね。。。

 

ニキータと恋人の幸せな時間、その対比として描かれる殺し屋としてのニキータ

ここら辺の描き方がすごく良かったです。

 

ラストのモヤモヤとした余韻を残す感じも好きでした。。。

 

このような終わり方をする映画は割と多いイメージなんですけれど、使い方を間違えたらただ投げやりな感じになるだけなんですよね、、、

その点、この映画のラストは雰囲気も相まってとても効果的でしたよ、、、。

 

「どうやっても、過去は変えることはできない」と言う、当たり前のことを切なさと共に再認識させられました。。。

 

監督をしたのはあの有名なリュック・ベッソン。。。

『レオン』の監督さんですね。。。

この映画は『レオン』の数年前に作られた映画なんですけれど、ジャン・レノも出演しています。

出演時間自体は長くは無いですが、強烈な存在感を放っていて『レオン』とはまた違った印象で見比べてみるのも面白いですよ。。。

 

ただ、日頃からバリバリのアクション映画を観ていて、そういうのを期待して鑑賞しまうとがっかりしてしまうと思います、、、。

 

なんせ、切ない気持ちになる映画を観たい、、、と、いう時にはとてもお薦めな映画なので気になる人は一度鑑賞してみてはどうでしょう??

 

↑本作のブルーレイです。。。

 

 

↑同監督の名作です。。。

 

 

↑本作のハリウッドリメイク版です。。。

見比べてみるのも面白いですね。。。

 

 

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