『ダイバージェント』感想
どうも。むむろんです。
寝不足な頭にカツを入れながら鑑賞した映画は
『ダイバージェント』
です。。。
原作が海外のヤングアダルト小説ですな。。。
一時期、この手の映画はよく作られていましたよね。
有名どころで言えば
『ハンガーゲーム』や『メイズランナー』等でしょうか。
それでは、感想を書いていこうと思います。
【感想】
世界観は好きでした。
世界大戦で崩壊した後のディストピア的なヤツですね。
こういうのは私、大好物であります。。。
ストーリーも分かりやすくて、王道を突き進んでくれているので安心して観ることはできました。
よく言えば王道、悪く言えばありきたりです。
ですが、不満点もそれなりにありまして
この映画、主人公が「ダイバージェント(異端者)」と診断されたことにより物語が動き始めるんですけれど
まず、この「ダイバージェント」が何なのかよく分からない。。。
何か、特殊な能力があるわけでもないし、劇中で何か悪さをするわけでも無く、、、
「放っておいたらまずいから抹殺しよう」
みたいな流れで扱われているんですけれど、なんでそうしないといけないのかも分からないので、主人公に感情移入ができない、、、
それに、この世界では5つの共同体に分かれて生活しているんですけれど、それの説明ももっと欲しかった、、、
それから、圧倒的なキャラクターの掘り下げ不足、、、
主人公の仲間達や家族、上司(??)的な立ち位置の人、、、
この手の映画にしては、登場人物は割と少なめだったと思うんですけれど、それでもなんだか乗り切れない部分はありました、、、
恋愛や、友情を描きたいんならここら辺はもっとしっかりと描いて欲しかったですね。
つまるところ、全体的に説明不足&掘り下げ不足なので、劇中で何が起きても感動できない、、、
「おー、、、そーなんだ。。。で?」みたいな、置いてけぼられている感が半端なかったです。。。
特に、この手の映画は
何らかの事情により社会からはじかれた主人公が様々な困難に立ち向かいながら、仲間や恋人となる登場人物の手を借りて成長していく
っていうところに、感動やカタルシスを感じるんだと思うんですよ。
ですが、この映画は主人公が社会からはじかれた理由もきちんと説明できていない
なので、そこから繋がっていくはずの困難も薄っぺらく感じる
友情や恋愛に視点を移してみても、キャラクターの掘り下げも甘いし、上記のとおり設定をきちんと説明し切れていないのでそこから感動も生まれない、、、
と、言うなんとも残念な結果になってしまっております。。。
で、この映画、シリーズの一作目なんですね。。。
なら、なおさらきっちりと設定の説明と、キャラクターの掘り下げをして欲しかったです。
なんだかモヤモヤした世界観のまんま次回作に期待しろと言われてもとても無理なわけで、、、
その点『ハンガーゲーム』は一作目で上映時間の半分ほどを使って世界観の説明と主要な登場人物の掘り下げを行ってくれていたので、スルッと作品の中に入っていけました。
まぁ、あんまりお薦めはしませんが、ヤングアダルト物が好きな人は一応チェックしてみてはどうでしょう?
今回は、結構酷評気味でした、、、。
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